思い出の大河ドラマ(『峠の群像』、『新選組!』)
このブログ初のお題参加でございます。
親がドラマ好きだったこともあって、子供の頃は毎年見ていました。それぞれに思い出はありますが、中でも印象に残っているのは緒方拳が大石内蔵助を演じた『峠の群像』です。
ある日曜日の朝、
「今日は『畳がえ』だから」
と、ワクワク顔で母が告げてきました。それゆえ今日の大河は絶対に見逃せないと言うのです。
饗応役を仰せつかった浅野内匠頭が、吉良の差し金でお城の古い畳を一晩で換えなければいけないという窮地に陥ります。それを内蔵助らの機知と家臣の見事な働きで危機を脱するというエピソードです。
畳を換える。たったそれだけの話を1話分を割いて放送したのです。
でもこれが最高に面白かった。
内蔵助の機知と家臣の見事な働きに、パズルを解くような知的スリルと「殿さまのためには全力を尽くす」篤い忠義心を感じて大興奮。最後に、ずらりと並んだ美しい畳の前で、内匠頭がしてやったりの顔で吉良らを出迎えるシーンは鮮烈に記憶に残っています。後の討ち入り成功を予感させる素晴らしいチームワークです。
オンエア前に母が内容を知っていたことや、なによりそのエピソードにまるまる一話を割いたということは、赤穂浪士の逸話の中では有名なのだと思われますが、その後、歌舞伎などを見ていてもその逸話に出合ったことがないので、出典は謎です。
赤穂浪士の話はその後、『元禄繚乱』がありますね。ヒガシ内匠頭のカッコよさと、血判状をもらう時に勘三郎(当時勘九郎)内蔵助が滂沱と涙を流し、当時の侍気質からしたら、この号泣はありえないと思いつつも、勘九郎さんらしいなあ、と思ったのを覚えています。
しかしなんといっても、最大にハマったのは『新選組!』です。
もともと三谷幸喜さんの舞台は好きでよく観に行っていましたので、始まる前から心待ちにしておりました。創作部分も多く、時代劇ファンの中には眉を顰める方もいたようですが、私は好きでした。毎週8時から正座して観ていましたが、ハマりすぎて途中から地上波、BS、翌週土曜の再放送と一つのエピソードを計3回観るようになりました。DVDも持っています。
山南さん切腹があまりに辛くて、もう続きを観られないかもというほど落ち込んだ翌週、ありえないコメディの回で大笑い。おかげで見続ける勇気が出て「三谷さん、ありがとう!」と思ったのも懐かしい思い出です。最終回は、三日前位から緊張していて、近藤勇の最期は本当に本当に悲しかった。土方さんが闘い続けてくれたのが救いでした。
一年間という時間の積み重ねは凄いですね。大河ドラマに限らず、小説や映画も含めて、これほど一つの世界にのめり込んだのは後にも先にもないです。
放送が終わった年の年末に京都を訪れ、ゆかりの地ツアーをやりました。屯所跡や二条城、池田屋跡、油小路などを巡り、山南さんのお墓参りまでしました。
「全くの他人ですが、不思議なご縁でお参りすることになりました」と手を合わせながら本物の山南さんにご挨拶させていただきました。歴史上の人物のお墓参りをして、知人の如く話しかける癖はこの頃から始まったと思われます。このブログの原点になるような旅でした。そう考えるとちょっと感慨深いです。
さて、その山南さんを演じた堺雅人さんが真田幸村に生まれ変わった『真田丸』が本日から始まります。
大阪近辺にゆかりの地が多いし、なんといっても三谷さんの脚本です。ハマる気は満々(笑)。とても楽しみ
第一回目のオンエアはもちろん正座して拝見したいと思います。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。